恋はいつでも『マシンガン』ですから!!


瑞樹ちゃんはまだ歩いている。
あれから1時間ほどたって、
今は8時半だ。いつまで歩くつもりだろう。

マナーモードにした携帯がブルルっと震えた。


『おいバカ。
 瑞樹が鈍くてよかったな。
 康太だったら今頃バレてるぞ(笑)
 
 PS
 あんな変態じみた打ち間違えをするヤツはいない』



健ちゃんが記号使ってる!!!
それだけですごく嬉しかった。


『PS
 健ちゃんが記号使ってくれた♪
 うふふ、嬉しいな。はぁはぁ。
 
 私が変態なのはあなたの前だけだから…』


どんどん変態度が増したメールになってる気がするがまぁいいだろう。
気にするほどの変態加減ではない。

それからは、健ちゃんとのメールの連鎖が主になった。


『PSいらねぇよ。

 ちょっとずつキモくなるのやめてくれ…。
 瑞樹の前でも康太の前でも変質者だろ』


『ごめんなさい。
 そんなに私の事見てくれてたのね!!
 

 ねぇねぇ。歩くの疲れた』


『はい。
 集中しなさい』