傷付けられたとは思ってはいない。
寧ろ傷付けた、と。

それでもこの手を離さないでいてくれるから、あたしが背負う罪も少しは軽くなるというもので。

何かを犠牲にしなければ掴めない幸せだったのだとすれば、その犠牲は致し方ないものだったのかもしれれない。

そんな自己中心的で蔑まれるような想いが、今のあたしの全て。