ラブソングを君に

「サビを直訳するとだなー、あー・・・


『あなたは近くて遠いひと。

今までずっと近くで見てきたはずなのに、

気付けば姿が見つからない。

あなたは私の愛しいひと。

気付けばもう手が届かない』

…つー感じだな」


音弥の訳を聞いたとき、すとんと腑に落ちるものがあった。

『なにか』の正体は、これなのかもしれない。