サクラ…、また何か
思い出してたのかな…。
すごく震えてる……
私には気づかれないように
必死で震えを抑えてる。
私はサクラが
過去について話すまで
気づかないふりをしている。
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―――――
――
サクラと出会ったのは
この高校の入学式を終え、
教室で先生を待っていたとき、
ざわざわと騒がしい教室の中
1人だけ窓際の席で
ずっと空を眺めていた女の子が
サクラだった。
クラスの男どもは
サクラを見て顔を赤くしていた。
そんな男をみて
私はバカみたいと思った。
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