私の手は
微かに震えていた…。


「…な、なんでもないです。」

私は自分の手を隠した。


「男が嫌いか??
それとも、怖いか??」


「……両方です。」


「うぅーん…、
今は俺らのこと嫌いでもいい、
でも、俺らのことは怖がるな。
お前のことは絶対に
傷つけないから安心しろ!!なっ??」

すごく優しい口調で言ってきた。


私は静かに頷いた。

なんで、頷いたのか
自分でもわからない…


「あっ!俺のこと海翔って呼んで。
あと、敬語ぢゃなくたいい。」

「…わかった。」