ー数日後

聞こえてくる悪口に聞かない振りで無視しながら、私は恋愛小説を読んでいた。

……だから、ブスとか分かりきってるっつーの!!

誰よ、悪口で分かりきってることを言いなさいなんて言った奴!!

生きてたら蹴ってやるわ!!!!生きてなくても蹴ってやるわ!!!!!!

私は眉間に皺を寄せながら恋愛小説を読み続けた。

ネット上で出会った高校生の男女の恋愛小説だ。

チャット恋愛か……私は顎に手を当て考え始めた。

skyflowerもチャットのルーム、そういうところでの恋愛…?

瞬間、とくんと小さく胸がなった。それと同時に、龍弥さんのことが頭に浮かんだ。

え……?

なにこれ…?私は胸に手を当てて考え始めた。