その後ー

担任発表で知った担任の先生は親から評判が良い中年の男性教師だった。

学級である第1回目の学活でも、親の評判がいいと言うのは本当らしく、なかなか面白くって良さそうな先生だった。

「おう、雪那」

学活が終わった後、私は先生に声をかけられた。私は早く帰りたいと言う気持ちをおさえ、無理矢理作った笑顔で振り向いた。

「どうしましたか?先生」

先生は困ったような表情をしていた。なんなんだろう…?

私は小さく首をかしげ、先生の近くに駆け寄った。