数日後ー

「ねぇ、雪那ちゃん。恭明のこと、どう思ってる?」

私はアイスを舐めながら、首をかしげた。心なしか、瑠璃ちゃんの頬は赤くなっていた。

私達は今、神社の境内に座っていた。瑠璃ちゃんから電話があり、私は七分丈のカーゴパンツに薄手のキャミソール姿でアイスを舐めていた。一方、瑠璃ちゃんは淡い水色のTシャツにショートパンツというアクティブな格好で俯いていた。

「恭明…?私の相棒兼男友達だよ」

私は半分溶けかけたアイスにかじりついた。ほのかな酸味のあるイチゴの味が口一杯に広がる。

「あのさ…私、恭明のこと好きなの」

瞬間、私はアイスをおとした。アイスの棒が階段に転げ落ちる。

「えっ…えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?!?!?」

瑠璃ちゃんの思いもよらぬ告白に驚いた私は、自分でもビックリの大声で叫んでいた。