「…でもどうせ、毎日通うことになるんだろ?」



俺はため息をついた。



こいつ、晴氷(ハルヒ)の家は俺の家の真ん前にある。



なのに5月までその存在をしらなかった。



しかも付き合い始めて一ヶ月も経っていないのに、

ものすごい馴染んでいる気がする。




「いや、まあ…暇だし。」



晴氷と俺は、一度も視線を交わしていない。



というのか、2人で下駄箱に座り込んでいる。