「紛れもなく、あなたですけど。何か?」 「『何か?』じゃねーよ。俺は源三郎(げんざぶろう)と言う、立派な名前があんだよ」 げ、源三郎って…。 何時代の人だよ? 「源ちゃんね。覚えたから」 源三郎って呼ぶのは、絶対無理だから源ちゃんって呼ぶことにした。 「今日みたいなことしたら、次は手加減しないからね!」 「もうしねぇよ」 そう言って源ちゃんは、仲間の元へと帰って行った。 「桃花ちゃん!凄かったね!」 1回シーンとした後、いつものようにハイテンションな皐くんがやって来た。