麻琴から見たら、この人達は“変人”らしい。
まぁ、確かにそうだけどさ。
ここまで嫌そうな顔しなくてもねぇ?
あたし的には、結構好きなタイプだけどな(勿論、友達として)。
中学の時の友達と、何処と無く似てるしね。
「夏希くん、バイバイ」
「おー」
何か夏希くんと、仲良くなったし。
ま、それは良いことか!
あたしは麻琴に引っ張られながら、生徒会室を出た。
「麻琴、どうしたの?」
あたしが麻琴に話しかけると、麻琴が足を止めた。
「だって…」
「だって?」
「あたし、桃花が他の人と仲良くしてるの見ると、何か嫌なの。まだ出会って、2日目なのにね」
頬を紅くしながら、麻琴はそう言った。

