あの…、茜ちゃん。 貴方、料理出来ないんじゃ…。 と、思わず心の中で突っ込んでしまった。 多分それは、麻琴も未来ちゃんもだと思う。 「茜。学食とかどーでもいいから、早く食べなさいよ。茜以外みんな、とっくに食べ終わってるんだけど?」 それを聞いた茜ちゃんは、みんなのお皿を見渡した。 「みんな、食べるの早いんだね〜」 「「「(茜(ちゃん)が、遅いだけなんだけど)」」」 茜ちゃんは多分、みんなにこう思われてたことは知らないだろう。 それから数分後、茜ちゃんがオムライスを完食した。