「同じクラスだったらさ、明日から一緒に行こうよ」
「うん!!」
まさか麻琴から誘ってくれるなんて、思ってもいなかったよ。
超嬉しい。
この後あたし達は他愛のない話をしながら、友情を深めていった…と思う。
「茜。オムライスできたよ」
「やったぁ。みぃちゃんのオムライス、大好きなんだよね。みぃちゃん、ありがとう。ももちゃんとまこちゃんもありがとう」
そう言って茜さ…ちゃんは、とびきりの笑顔をあたし達に向けた。
その時麻琴が、あたしに耳打ちしてきた。
「茜ちゃんって、彼氏いないのかな?」
「それ、あたしも気になってた」
茜ちゃんに彼氏がいるかいないかは、後で麻琴と聞くことになった。

