「さぁね」 あたしの質問に、そっけなく返す咲夜くん。 もしかしてあたし、 聞いちゃいけないこと聞いちゃったのかな…? 咲夜くんとあたしの間には、そこから冷たい空気が流れた。 廉…。 お願いだから早く来て。 この冷たい空気をなくしてくれ…! このあたしの心の叫びが聞こえたのか扉を蹴る音が聞こえてきて、真っ暗だったこの空間が、急に明るくなった。 入り口の方を見てみると、3人の人が立っていた。