あれは、俺が中2の頃だった。 俺より3つ上の姉、桐谷憂[きりたにゆう]は、当時中2だった近藤廉と付き合っていた。 俺は正直言って、二人の交際には反対だった。 けど憂は、近藤廉に本気だった。 …騙されてるなんて知らず、毎日のように近藤廉の家に行っていた。 ある日のこと。 いつものように、憂が近藤廉の家から帰ってきた。 いつもは笑ってるのに、その日だけは浮かない顔をしていた。