「ふふふ」
あたしの目の前にいる桐谷咲夜は、いきなり笑いだした。
あたし、変なこと言ったかな?
「桃花ちゃんが探しているのって、そこにいる人?」
そう言って桐谷咲夜は、あたしの後ろを指差した。
そちらを向くと、廉のお姉さん…澪[れい]さんが、ロープか何かで縛られていた。
「澪さん!」
慌てて近寄り、澪さんの安否を確認した。
意識は…無い。
でも、ただ気を失ってるだけだと思う。
城南が何でもありだと言ったとしても、廉を誘き出すために澪さんを捕らえたのに、命を奪うってことはないと思う。
…あたしの推測だけどね。

