もちろん。
廉だけじゃない。
麻琴も皐くんも夏希くんも桜木くんも一夜も茜ちゃんも未来ちゃんも翔子ちゃんも。
誰一人、あたしは傷つけない。
「夏希くん」
「何だよ?」
「あたし、決めた。
あたし、アイツ等と戦ってくる!」
あたしはそう言うと、見張りについている不良に近付いた。
「あの〜。おトイレ何処ですか?」
「トイレならすぐそこの階段を下りてすぐっすよ。って、何してん…グハッ」
あたしは見張りくんの急所に蹴りをいれて、動けないようにした。
廉のお姉さんは、1階にいるはず。
あたしはすぐそこにある、階段を降りようとした。
「桃花…!」
「どうしたの?」
「どうしたのじゃねぇよ。
いくら一夜や廉を気絶させたことのある桃花でも、これは無茶だって!」

