「…――立花」

「は、はいぃぃ…」


声、裏返ってる。


おもしれぇ。


いつもはビックリするくれーに、超強気なのに。


「さっき言おうとしたことって何?」

「(怒ってなかったのかな?だったら、よかったぁ〜)」


立花。言葉はわかんねぇけど、顔に出過ぎ。


何考えてるか、この俺でもわかる。


「えっとね…。お肉食べないの?って、言いたかったんだ。
焼きたてほやほやのお肉持ってきたのに、桜木くん食べようとしてなかったから」


そう言って、立花は顔をあげた。


「そか。ごめんな。俺、緊張しててさ…」

「緊張?」

「おー」