あれからちゃんと家に帰ったかな…

そんなことばかり頭を巡る夏休み

俺は部活の生徒もいるので、当番で登校していた。

「せーんせ!」

突然入って来た女子生徒に、俺はギクリと振り返った

「あれ?今日は小田切さんいないんだ…」

バレー部の女の子がキョロキョロしながら入って来た

「あのな、何で小田切が夏休みに来てるって思うんだよ?」

全く、やめてほしい…

「え?だって付き合ってるんでしょ?」

……………………

「は?誰と誰が?」

「だから、先生と小田切さん」

……………………

「えぇ!?」

「あれ?違うの?みんな言ってるよ〜美男美女でお似合いのカップルって!まあ、ファンの子達はショックみたいだったけど、相手が小田切さんじゃねぇ」

「待て!付き合ってないから!」

「うそー!隠さなくても大丈夫だよ〜。みんな知ってるから」

「いや、そうじゃなくて…」

「それより、湿布ください!突き指しちゃったの!」

…俺って…

生徒に言われるまま、俺は湿布を貼ってあげた

「…小田切さん、最近超綺麗になったから、恋のパワーなんだと思ってた」

「なんだそりゃ」