し あ わ せ の う た




「汐莉-。汐莉オレンジジュース好きだよな。汐莉オレンジジュース好きとか、子供だなぁ。ま、そんなとこが可愛いんだけど」


「う・・・ヒック・・・・・・え?」


悠季、今、あたしのこと可愛いって・・・。


心臓が破壊するとこだった。


そのせいか、涙なんてもう出なくなり・・・。


「あれ、涙目?え、泣いてた?」


「んなわけないじゃん!あくびしただけ」


嘘、ついた。


泣いてたなんて、引くでしょ。


「ずいぶんでっかいあくびしたんだなぁ。もしかして、寝不足?」


「昨日はたまたま遅くまで起きてたの-!」


実は毎日あなたのこと考えて寝れませんでした。


――――なんて言えるわけない。


「・・・あのさ、俺相談があるんだ。」


とても嬉しかった。


久しぶりに話せたと思ったら、相談までしてくれるなんて。


まだ、あたしは特別な存在として見てくれたのかな・・・。


「本当に、申し訳ないんだけどさ。」


申し訳ないとは、なんだろう。


「汐莉のいつも一緒にいる友達・・・あの・・・伊藤・・・なんだけどさ」


伊藤って・・・萌々香?


萌々香が、どうしたの?


「汐莉には本当、申し訳ないんだけど俺、伊藤のこと好きみたいなんだよね・・・」