ーーーーーー 中庭に行けば、 噴水の所に座る長い金髪の後ろ姿。 「姫野....?」 「あ!♪ 直紀くん! 私の名前覚えてくれたんだ!」 嬉しそうな顔で振り向く姫野。 ...てかディスプレイに2度写ったら覚えるだろ... 「んで... なんか用?」 「あのね... 付き合ってほしいんだけど?」 ...は? こないだ断ったじゃん... 「姫野 .... こないだも言ったけどさ... よく分からない子と付き合うことはできない」