――――――… 『繭』 あれ?お兄ちゃん? 『繭…』 お兄ちゃんだ …!? 声が出ない! 『繭、お前は 俺みたいになるなよ… 強く生きなさい』 お兄ちゃん…1人にしないでよ 『繭…またな ずっと傍にいるからな―――』 私が触れた瞬間、お兄ちゃんは溶けるようにいなくなった。 なんだろう……このキモチ なんだか胸が苦しいのに、でもそれが心地いいの 変なの―――…