カラスアゲハ

「敵だったとして、言うわけなよな」


そして、笑った。
だが、目は笑っていない。


後ろの方から、かすかに足音が聞こえた。


「じゃぁ~聞こうか?何故そこまで隠す?」


声をかけてきたのは、王子様だった。
肩をピクッと驚いた振りをする。