慣れか?



慣れって怖っ…。



「ねぇ日向、日向は好きな子いないの?」

「いねぇよ。寧音はいんのか?」

「ずっと蓮が好きだったんだけど、会ったら『憧れ』だったってわかったの。だからいないかな?あたし、蓮以外に恋した事ないし!!」



気付けば俺も恋なんかした事ない。



元カノは小学生ん時の話しだし、あれは好きじゃなかったな。



後は口が固そうな女と適当にヤって終わりだったし。



恋って何者なんだ?



「そろそろ戻ろうか!!」

「おぅ」



俺達はホテルに戻って別々の部屋に入った。



一人になると急に寂しくなる。



シャワーを浴びて、ベッドに入っても、何だか寂しさが沸いて来る。



隣の壁を見て思う…今頃寧音は何してんのかな…。



はぁ!?



寧音何てどうでもいいし!!



マジ意味わかんねぇ。