俺様彼氏とあたし様。

しばらくその場に立ち尽くした。



あたしは日向じゃなきゃイヤ…。



触られるのだってキスされるのだって日向じゃなきゃイヤ…。



あたしの日向…。



「もう大丈夫」

「行く?帰ってもいいんだよ?」

「行くよ…。ちゃんと日向と話す」



そう言って歩き出したあたしと桜はホテルのパウダールームでメイクを直した。



目が赤い…。



「ヒナが話してくれなかったらどうしよ…」

「大丈夫じゃない?今すぐ嫌いになったりしないでしょ…」



こんな気持ちになったの初めて…。



何て言えばいいかわかんなくて、とにかく不安で仕方ない…。



日向がいなきゃあたしの人生真っ暗だよ…。



素のあたしを受け入れてくれた日向…。



キスなんて許すから戻って来て…。



あたしは日向しか考えられない…。