俺様彼氏とあたし様。

その後は撮った写真のチェックをしてる蓮のOK待ち。



「ギリギリOKってとこだな」

「よかった…」



蓮ってこんな人だったんだ…。



優しそうなイメージとは裏腹に仕事には厳しい。



ますますカッコイイ!!



「日向、お前これで終わりか?」

「違いますよ。あと2本。来ます?」

「おぉ、行く。じゃあ俺のに乗ってけよ」

「マジ!?お願いします!!」



何で日向は蓮の前で緊張しないの!?



しかも後2本って…。



何気にすごい…。



それにふたりが並ぶとやっぱり似てる。



「Neneは終わりか?」

「はい!!」

「じゃあまた」



イヤだ!!



せっかく会えたのにこれで終わりなんて…。



絶対にイヤァァァ~!!



「日向!!あたし…撮影見に行っていい!?」

「は!?何でだよ。俺に惚れたかクソ女…」

「惚れるわけないでしょ!?誰があんたなんか!!勉強だよ勉強!!」



それでも日向は渋々承諾してくれたので、あたしもくっついて蓮の車に乗った。