俺様彼氏とあたし様。

日向に近寄ると軽く舌打ちをしてからあたしを抱きしめた。



あ、何かいい香り…。



何て思ったけど、コイツは日向!!



あたしの大嫌いな日向だ!!



「ストップ。日向、お前何緊張してんだよ」

「してないですから…」

「緊張っつーか、硬い。もっとこう」



って…。



蓮があたしを抱きしめたっ!!



ししししし、死ぬからっ!!



ヤバイっ!!



ん?



日向と同じ香水の匂いだ…。



幸せぇぇぇぇ~~!!



「Neneも顔が怖い。日向が嫌いなのはわかるけど仕事とプライベートを一緒にすんな」

「はい…。すみません…」



本当に厳しいんだね。



だけど次は頑張る!!



「お前とはもう一生組みたくねぇ~」

「こっちから願い下げ~」



最後は優しい顔で褒めてくれた蓮にまた惚れ直してしまった…。