俺様彼氏とあたし様。

朝起きると日向はいなくて、あたしは服を着た。



微かに痛い昨日の名残…。



あんな幸せをまた味わえるんだろうか。



携帯を開くと、日向からのメールが入ってた。



『仕事行って来る。いつまでも寝てんじゃねぇよボケ』



やっぱりムカつく…。



もうすぐ終わる夏休み。



あたしは幸せな経験をしました。



「日向いる~?」

「あっ…。社長だ」

「Nene、ヒナ仕事?」

「仕事ですよ。どうしたんですか?」

「調度よかった。Neneのスケジュール教えて。日向のと合わせるから」



この家で何かをするのは危険だ…。



つつしもう…。



「Neneも結構キツイな…」

「売れてきたんで!!ねぇ社長、亜香里さんって何してる人?」

「副社長」



そうなの!?



知らなかった…。