俺様彼氏とあたし様。

暗い部屋で日向の下にいるあたし。



今日は頑張る。



優しくあたしを扱ってくれる日向をもっと好きになる。



「寧音が誕生日プレゼント何てマジ最高」

「そんなつもりじゃなかったんですけど…」

「何でもいいや。今日は泣いてもやめてやんね」

「そうして…」



ゆっくり優しく触れる日向の手で、あたしは段々不安が薄れていく。



あたしから出たと思えない声で、日向は更にあたしを求めてくる。



「もう限界…」

「うんっ…」



すごく痛い。



日向が握ってくれた手をギュッと握り返した。



本当にやめてほしい…。



でも日向が…。



「寧音、すげぇ好き」



って言ってくれた。



2回目の『好き』はあたしと日向が繋がった時。



「あたしも好き…」



死ぬほど痛かったけど、それよりも幸せだった。