俺様彼氏とあたし様。

寝る準備をしてから部屋に行くと、テーブルの上にはバースディケーキ。



「誕生日でしょ?おめでとう!!」



寧音からもらったのは、俺がいつもつけてる香水。



何もいらないのに…。



「何あげればいいか迷ってたら今日になっちゃったからさ…。ごめんね?」

「嬉しいよ。ケーキが1番嬉しい」



寧音が作ったであろうケーキを一緒に食べた。



これを幸せの味と言わずに何と言う。



疲れなんかマジ吹っ飛ぶ。



「こっち来て?」



そばに来た寧音を抱きしめた。



もう離したくねぇ…。



俺、寧音にすげぇハマってんな…。



「ヒナ、キスして?」

「はい!?お前本当に寧音!?」

「寧音だよ…」

「したいなら寧音からしろよ」



また動き出す意地悪心。



戸惑ってる寧音がヤバイカワイイ…。