俺様彼氏とあたし様。

夜になって家に帰ると、寧音がリビングにいた。



知り合いなら入れるように設定してある玄関のロック。



こんな時は便利だ。



セキュリティをかけて、寧音を抱きしめた。



「どうしたの?」

「セナさんから電話来た?」

「うん。シカトしたけど」

「アイツに宣戦布告された。でも絶対やんないからな?」



俺の肩に顔を埋めて来る寧音を力強く抱きしめた。



それから適当にメシを作って一緒に食べた。



もちろん俺が作ったんですけど。



だって寧音が作ると寿司になる…。



明日も早いんだけど…。



でも寝たくない。



「先に風呂入れよ」

「うん」



先に風呂に入った寧音は化粧をしてなくてもあんまり変わらない。



俺の部屋に行った寧音を見届けてから俺も風呂に入った。



「ヒナ!!いつまで入ってんの!?」

「は!?寝てたし…」

「ちょっと!?そのまま上がんないでよ!!見えてる!!」



いやぁん…。