俺様彼氏とあたし様。

これはダメだと思った俺は、寧音と外に行く事にした。



初めて寧音から手を繋いできた。



「どうした?」

「いっぱいヒナに触りたい」



はぁ!?



今の台詞は寧音の口が喋ったのか!?



それとも俺の妄想か!?



「どこ行く?」

「人が多いとこ…」



そうすれば余計な事を考えなくて済みそうだ…。



なので俺と寧音はショッピングモールに買い物に行く事にした。



真剣に服を見てる寧音。



そんな真面目な顔すんなよ…。



「ねぇヒナ、こっちとこっち、どっちが似合う?」



ヒナって呼ぶな…。



「右…。買ってやるよ…」



服を買ってやったらすげぇ喜んだ。



笑顔を俺に向けんな…。


ファンに握手を求められてニコニコしてる寧音。



悩殺っ…。



俺、相当キテます…。