俺様彼氏とあたし様。

琉伊は『顔と性格と服装ですかね?』何て笑いながら答えてた。



「日向君は被らない答えでお願いしますね?」



被らずに寧音のカワイイ所…。



アイツ基本可愛くねぇもんな…。



「猫っぽいとこと、甘えて来るとこと…とにかく全部カワイイですね!!」



これは勢いだ。



ウソも方便って言うだろ。



寧音の株があがればいいや…。



「じゃあ次は尊敬する人を教えてください」

「「蓮さんです!!」」



やっと終わった撮影。



何故か無性に寧音に会いたくなった。



「今休憩中のスタジオ」

「迎えに行く」

「来ないで。こっ恥ずかしい」

「うるせぇ。行くから待ってろ」



そう言って向かった寧音がいるスタジオ。



何度も来た事がある。



俺は重いドアを開けてスタジオの中に入った。