俺様彼氏とあたし様。

それから寧音の手伝いをしながら大量の寿司を作った。



まともな寿司はかなり好評。



寧音の株が上がった瞬間…。



酒を飲み始める子供みたいな大人達。



こうなるとなかなか帰らない…。



「葵、渉君は?」

「パパなら仕事だよ。多分亜香里姉と試行錯誤中」

「亜香里も大変だな。で?いつ帰るんだよ」

「ママが帰る時」



そのママはいつ帰るんでしょう…。



その時、最悪な声がリビングから聞こえて来た。



「葵、今日は泊まってくよ。飲み過ぎたわ」

「じゃあNeneチャンと寝る!!」



それマジでムリっ!!



だって俺は今から寧音と秘密の花園にお出かけだから。



「Neneチャン、いい?」

「うん!!」



チラッと俺を見てニヤッとした寧音…。



本気で言ってんのかクソ女!!



「残念だな日向~。だはははは!!」

「うるせぇエロ親父!!」



俺、本当に欲求不満だからな!?



旅行に行ったら絶対誰にも邪魔させない!!