俺様彼氏とあたし様。

何で日向の部屋にハリウッドスターがいるのかわからない。



起き上がったあたしに、『龍真』が挨拶をした。



優しそうでカッコイイ…。



「彼女の…寧音です…」

「カワイイね。あ、日向も行くんでしょ?旅行。もしかして二人で!?」

「あっ、はい…」

「蓮司さんみたいだな日向!!下心アリアリ~みたいな?」



日向は頭をかきながら苦笑いを浮かべてる。



なんかオーラがすごくて圧倒されちゃうんだけど…。



「寧音、リビング行くぞ。龍ちゃんも」

「う、うん」



そう言って渡された薄手のパーカーを羽織って日向の部屋を出た。



なんでこんな大物がこの家に!?



蓮さんの友達?



確かまだ35、6歳だよね?



凄い…。



リビングに出て、スターと話した。



夢みたいだ…。



「ただいま。あっ龍真がいる」

「おかえりなさい蓮司さん。さっき日向の邪魔しちゃった!!」



蓮さんはこんな大物にも慕われてるらしい。



さすが蓮さん…。