俺様彼氏とあたし様。

別にいいんだけど…。



「しない」

「なんで…」

「明るくて恥ずかしいから」

「じゃあ今日泊まれ」



初めて泊まりに誘われた…。



少し動揺してしまう。



泊まるべき!?



「帰るよ」

「ムリ。強制。帰さない、つーか今日は離したくない」



そんな台詞は卑怯だよ!!



普段甘い言葉なんか言わないくせに…。



そんな訳で初めて日向の家に泊まる事になった。



親には適当に言っといた。



でも服がないよね…。



なんてことを考えてたら、急にソファに押し倒された。



ごまかすしかない!!



「蓮さんは!?」

「知らない。多分店」

「誰か来るかもよ?」

「んなもん構うな」



そう言って日向が覆いかぶさる様にキスをしてきた。



いつもと違う焦るような感じのキス。



まだ馴れないあたしは、ただ日向のキスを受け入れるしかない…。