俺様彼氏とあたし様。

寝る準備をして部屋に戻ると、暗闇でピカピカと携帯が光ってた。



不在とメール。



両方寧音からだ。



『仕事頑張ってね』



何か嬉しい…。



さすがに寝てる時間なので、俺はベッドに横になりながら寧音にメールを作った。



「日向!!仕事だぞ!!」

「は!?朝!?」

「8時前。浜田が外で待ってるから乗ってけ」



今日も軽く寝坊した俺は、髪を整えて、服を着替えてから携帯を持って家を出た。



今日は蓮司がヒマで俺に送迎付きだから少し楽だ。



ん?



俺って昨日メール送ったか?



そう思って携帯を開くと、作りかけのメール画面。



そのまま寝てしまったらしい…。



慌てて電話をかけたけど、寧音は学校にいるらしく、多分授業中。



出る訳がない。



キレてんじゃねぇかな…。



また殴られたりして…。



そんなことを思いながら後部座席で眠った。