輝龍―伝説篇―【気まぐれ更新中】







「投票終了、だな。」





慧が手を止めて言った。





「まぁ…結果は予想通り、だけどな。」





「やっぱり?」「だよな?」「ですよね…」
と呟き合う俺たち。一人を除いて、だが。






「ん?予想通りって何?」





はい、ですよねー。
その反応も予想通りだ。あきれた、と言わんばかりの俺たちの前で、
「やっぱり慧とか?でも翔もありだね…」
とぶつぶつ一人で呟く結衣。





「あー…結衣…今からみんなの前で発表するから、ちょっと黙れ。」




「えっ、はい。」





いきなりだったからか、素直に返事した結衣。



みんなにまぎれて座っていた。