「じゃー組み手で絞られた奴等で投票するか!」
俺がおーっ!と叫ぶとやっぱりみんな冷たい目…
「あたしパス。」
「え?」
「あたし総長とか興味ないから。」
さらっと断る結衣に焦ってしまう。でも、結衣はすでにやる気無さげにジュースを飲んでいる。
「じゃ、じゃあさ…投票の方最初にして、もし投票で1位だったら組み手参加して?」
悠杜がとっさの発想で結衣を食い止めようとする。
「え?まー、それなら…いっか。」
悠杜に弱い結衣は二つ返事でOKだった。
「じゃー決まりだな。めんどくせぇからメール投票でいいか?」
慧が雑そーに投票審査を促すメールを送り、一斉送信した。

