「ハハ…ハハハ…」 静粛した部屋に響くのは俺の乾いた笑い声だけ。 「ハッ…俺がおまえを助けるとでも?」 「…っ!!な、なんで…」 「俺がお前らを助けたら…お前は俺に何をくれる?」 さあ。お前はなんて答える? 「…っ。俺は…、じゃあ黒蛇を…」 「俺は暴走族には興味ねぇの。そうだな…輝龍の神崎 結衣を連れてきたら助けてやるよ。」 黒蛇総長は俺の言葉を聞くとすぐに部屋から飛び出した。 ハハ…お前ごときが結衣に敵うわけねぇのに。 俺の妹に、なんて…― ―――side end―――