輝龍―伝説篇―【気まぐれ更新中】






「結衣さ~ん!後どれくらいで着くんですかー?!」



「んー、あたしがフルMAXで走ったら5分かな。」



「じゃあ、あと10分くらいですね?!」





あと10分くらいだってよー!



そう叫んで、みんな顔が引き締まる。





一応、言っとくと、あたしは後10分なんて言ってないんだが。





「結衣~!見ろよ!これ!」





隣に乗り付けてきた俊が手で特攻服の中を開いて見せる。





「はぁ?!」





その神聖(なはず)の特攻服に…何故か黒い物体。




「すごいだろ!」





得意げに高笑いしてるから、いまさら
「これなに?」
とも聞きずらい。