私はその男を部屋から追い出し、勢いよくドアを閉めた。



なにあいつ…

さっき初めて会ったときの態度と、全然違うじゃん…


お父さんの前だから?

てゆうか、あんな優しいお父さんの息子がアレ!?


信じられない…



私はそんなことを心で思いながら、バスルームへ向かった。




すごい…

バスルームもホテルみたい…


って、ホテルに泊まったことなんてないけどさ。



脱衣所の横に積まれている、真っ白いタオルをひとつ手に取り、髪や体を拭く。

そして、きれいに畳まれているシルクのバスローブに着替えた。