イケメン御曹司とラブ甘同居

両手をこ擦り合わせる仲井実乃里に、問いかける親父。




「…あなたが・・本当に篠倉裕一郎さんですよね?」


力ない声で言う仲井実乃里。




「ああ。私は篠倉裕一郎だよ。君のお父さんとお母さんの友人」

「…そうですか……裕一郎さんに、母から言付けがありまして…」



親父に…言付け?





「お母さんから…?実乃里ちゃんのお母さんは、入院中だろう?なにを言付けされたんだい?」

「・・・・」


親父がそう言うと…仲井実乃里は、親父から目をそらした。