イケメン御曹司とラブ甘同居

親父の声は、俺の耳には届いていなかった…


俺は雪の中…

気がつくと、そのうずくまっている女の元へ走っていた…





ズルッ


「いって~!」


雪の中で走ったせいか、俺はうずくまっている女の前で、おもいっきり滑って転んだ。




いてて。

さっき親父に言われたばっかなのに…本当、だせえな…


いや、そんなことより…


俺は起き上がり、スーツについた雪を払う。すると…





うずくまっている女が、うつむいた顔を起こして俺のことを見ていた。