南朋が、怒ってる…



でもこの人…

遊び人だったんだよね。

信用できないな。




「・・・行こ、虎之助」

「なっ…実乃里!虎之助テメエ…余計なこと言うなよなっ」

「あら本当のことでしょ!これはね、愛の忠告よ!実乃里のこと悲しませたら、私は許さないからね!!」


後ろで、南朋と虎之助が言い合いをしてる。


私はテンションが下がりながら、新しい教室へ向かった。







がやがや


教室に着き、自分の席につく私。




「あ、篠倉くん♥」

「やったー一緒のクラスになれたー」


・・・・。


教室に入ってくる、南朋と虎之助。

南朋を見て、私の周りにいた女の子たちが、キャーキャー騒ぎ始めた。



南朋って、やっぱりモテるんだ。

そうだよね…


顔は、かなりイケメンだもんね…



今まで同じクラスじゃなかったから、

こんな光景目にすることなんてなかったよな。




「みーつけた♪」