私と南朋は、山を登りはじめる。

辺りは静まり返っていて、私たちの足音だけが響いていた。




ひュルル…

バサッ


「……怖い」


どこからともなく聞こえてくる、謎の音にビビる私。




「ガキの頃と変わってねえな(汗)」

「う、うるさいな!」


どうせガキの頃のままですよ(汗)



ズルっ


「きゃ!」

「実乃里!」


気を抜いて歩いていると、地面に落ちていた葉っぱに滑って転びそうになる。

そんな私を、南朋が支えてくれた。




「…本当に・・変わってねえな(汗)」

「……すいません(汗)」


私こんなドジだったかな(汗)

なんだか、浮かれてるのかも…


好きな人と、両思いになれたばっかりだしね……




「着いたぞ」