「夜、外に出たくらいではしゃぐなよ(汗) 」

「だって…(汗)この辺て、割りと自然に囲まれてるから、夜外に出るのって新鮮だなって」

「まあね。ほら…」




南朋が、私の手を握って歩き出す。

私も手を握り返し、南朋にピタリとくっついた。




不思議…

記憶を取り戻してから、南朋にすごく甘えてる……


こんなこと…

普段の私のキャラだったら、絶対しないのに(汗)




「あ、ここだ」




裏山の麓に着き、頂上を見上げる私たち。



「割りと小さいね」

「ガキの頃は、これがすごくデカく見えたんだよな」

「確かに…」

「ちゃっちゃと登ろうぜ。で、頂上で休もう」

「そうだね」