実乃里side
『じゃあ、他のやつは全部俺が食っていい?』
南朋にそう言われて、すぐに返事ができない私。
女の子がうちに南朋を訪ねて来て、さっきその子と外で会ってたみたいだけど…
まあ、すぐ戻ってきたけどさ…
でも手元には、紙袋。
多分、あの女の子からもらったチョコでしょ…
彼女なのかな…
裕一郎さんも、知ってる感じだったし。
頭の中は、疑問がいっぱい。
それに…
南朋が私のケーキを食べたがってるっていうのも、よくわかんない。
虎之助に作ったケーキの生地が余ったから、もったいないし何個か作ったんだけど…
「…本当に食べたいの?」
『じゃあ、他のやつは全部俺が食っていい?』
南朋にそう言われて、すぐに返事ができない私。
女の子がうちに南朋を訪ねて来て、さっきその子と外で会ってたみたいだけど…
まあ、すぐ戻ってきたけどさ…
でも手元には、紙袋。
多分、あの女の子からもらったチョコでしょ…
彼女なのかな…
裕一郎さんも、知ってる感じだったし。
頭の中は、疑問がいっぱい。
それに…
南朋が私のケーキを食べたがってるっていうのも、よくわかんない。
虎之助に作ったケーキの生地が余ったから、もったいないし何個か作ったんだけど…
「…本当に食べたいの?」



