まるで満員電車状態の中、私は南朋を追いかける。



どんっ


!!


すると、人混みの中で思いっきり誰かにぶつかった。

ぶつけた鼻を押さえながら、上を見上げると…




「悪い…(汗)」


ぶつかった相手は、南朋だった。




「すごい人…」

「ああ…お前、こんな状態でも参拝したい?(汗)」

「・・・・」


南朋の問いかけに、静かに首を振った。





「じゃあ、帰るか。帰って、つまんねえ正月番組観てる方がマシだぜ」

「…そうだね(笑)」


私と南朋は、出口に向かって歩き出した。




ぎゅうううぅ……


うっ!

また人の波が襲ってきた!(汗)