イケメン御曹司とラブ甘同居

「もしかして…実乃里ちゃんか!?♪」

「…多分」


つーか、実乃里しか有り得ねえよな。


俺は立ち上がって、部屋のドアを開けた。



ガチャ

ドアを開けると、廊下に実乃里が立っている。




「ごめん、邪魔して…」

「いいよ。どした?」


実乃里は髪をひとつに束ねて、エプロンをしていた。




「お刺身届いたんだけど…」

「マジ?」


もうそんな時間か…




「友達も…夕飯食べてくのかなって。食べてくなら、用意するよ」

「あー…」

「食べてくよ♪」


っ!

肩が急に重い。

渉が、俺に後ろから乗っかって来たんだ。